2017年5月20日
和歌山県産『パープルクィーン』入荷しました!!
昭和57年、小梅の「白王」の園地で、「白王」とは明らかに違って、濃い紫色の実を数粒着けた小枝を発見しました。 枝変わりによる新種の誕生か?種の保存のため、その枝の穂をとって接ぎ木による育成、増殖を始めました。特性の調査、確認を行い、農水省に新品種として登録を申請、平成8年には登録がおりました。この新種の小梅を「パープルクィーン」と名付けました。梅の品種名はこれまで漢字が多かったのですが、この美しい紫色、若い消費者の需要を掘り起こしたいとの願いを込めて、パープル(紫)とクィーン(女王)の名を使ったそうです。 パープルクィーンの特長は、果実の紫色もさることながら、梅酒や梅ジュースに漬けると、しみ出た果汁が透き通った独特のピンク色に染まることで、このような着色特性は他の梅の品種では見られません。 木の特性や剪定・施肥などの栽培管理は「白王」と同じだが、枝や梢は紫色をしており、果実の重さは6c程度。熟期は5月中旬〜6月上旬になります。
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