2016年11月21日
岡山県産『千代呂木(ちょろぎ)』入荷しました!!
江戸時代に中国から伝わったシソ科の多年草で、食用にするのは根にできる塊茎です。黒豆に入れる場合は梅酢で赤く色付けしてありますが、生のときは白く、加熱するとゆり根のような味がします。収穫期は10月末〜11月。漬物、煮物、吸い物、てんぷらなどに使います。また、中国からイギリスやフランスにも伝わって栽培されていました。特にフランスではクリーム煮やサラダなどに利用され、好評だったようです。 この風変わりな名前は、中国語の「朝露葱」を日本語読みにしたものだろうとされています。根が蚕に似ていることから普通は「草石蚕」と書きますが、「千代呂木(丁呂木)」や「長老喜」という字を当てて、長寿を表すおめでたい食べ物としておせちなどに使われています。
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