2015年5月28日
兵庫県産『ツタンカーメンのエンドウ豆』入荷しました!!
数千年以上の歴史を持つ古い野菜である「エンドウ」は、日本では昭和50年代に野菜の仲間入りをしました。「エンドウ」は野生種が発見されていません。そのため原産地も中央アジアから中東地域らしいと言われていますが、はっきりしたことはわかっていません。日本への渡来時期も明確ではなく、10世紀の書物に「ノラマメ」の記述があり、これをエンドウとすると、かなり古くから栽培され食用となっていたことになります。明治以降にヨーロッパから導入されたものがもとになり、莢用、青実用、種穀用に品種が分化し栽培されるようになったとされています。 紀元前1358年〜1349年にエジプトを統治したツタンカーメン王の墓は、1923年イギリスの考古学者カーナ・B・カーター氏によって発掘されました。その際に発掘された副葬品の中からエンドウ豆が発見されました。紀元前にエジプト人が食用にしていたと思われるこのエンドウ豆を持ち帰り栽培したところ成功し、その一部がアメリカで栽培されました。昭和31年に水戸の大町武雄氏がアメリカに桜、銀杏など日本独特の種を送ったお礼として、V・イレーヌ・フランソワース夫人からツタンカーメン王陵から発掘されたエンドウ豆に由来する種が送られました。この種が日立市、千葉市、水戸市などの小学校等で栽培されました。このエンドウ豆はそうして収穫された種に由来しています。 豆ご飯として炊き、数時間保温すると、ご飯が赤飯のように赤くなります!是非一度おためし下さい!!
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